様々な働き方ができる看護師という職業

看護師の勤務体制には、様々なパターンがあります。病院の規模や業務内容によってシフトは異なりますが、一般的な勤務体制の例を紹介します。入院設備のある病院では、2交代勤務か3交代勤務を採用しているところが多いようです。2交代勤務では、日勤と夜勤の2つの時間帯を交代で勤務します。日勤が8時間程度、夜勤が16時間程度の勤務が一般的です。夜勤の勤務時間は長いですが、仮眠する時間があるため、休憩時間を長く取ることができます。また、勤務時間が長い分、休みが多いのも特徴です。

3交代勤務では、日勤、準夜勤、深夜勤の3つの時間帯を交代で勤務することになります。それぞれの時間帯に、8時間程度の勤務をしますが、勤務時間が短いので、自分の時間が作りやすいというメリットがあります。しかし、シフトが複雑になるため、最近では2交代勤務体制の勤務が多いと言われています。

それから、手術室業務を担当している場合や、訪問看護、介護施設での現場では、オンコール体制をとっているところもあります。緊急時に呼出しがあり、いつでも連絡が取れるよう待機しなければいけません。電話応対だけで済む場合もありますが、できるだけ早く施設に駆けつける必要があります。施設にもよりますが、一般的には30分以内に出勤できるよう求められる場合が多いでしょう。

そして最後がクリニック勤務の場合です。クリニックは入院病棟がないので、日勤のみのところがほとんどです。午前と午後の診療時間の間に休憩時間を長く取っている場合がほとんどです。このように、看護師にはいくつかの勤務パターンが存在しますが、どの勤務体制も、一概にどれが一番良いとは言い切れません。生活のペースや体力などを考え、自分に合った働き方を見つけましょう。