2交代制の勤務では、体内時計の維持が大切。

看護師の勤務体制に多いのは、2交代制と言われています。2交代制の夜勤は16時間以上になることも珍しくありませんが、体内時計が乱れやすい環境になるのが辛いところです。そこで、ここでは2交代制で働く看護師が体内時計を乱さないための工夫について、考えてみたいと思います。

看護師の2交代制では、日勤が2日連続した後に夜勤が入り、休日となるシフトが多いようです。頻繁に夜勤が入ってくるシフトになりますが、生活リズムを維持することが大事です。夜勤明けには朝に寝ることになりますが、そのときは体内時計を夜であると錯覚させることがポイントです。朝に眠ってしまうと、後の睡眠に影響が出る可能性があります。夜勤明けの帰宅時は、朝日を浴びないように注意します。全身はもちろん、目からも日光が入ってこないように、サングラスなどを活用しましょう。

そして眠った後は、一度日の光を浴びるようにしてください。できれば15時までを目安に起きると良いでしょう。それ以降の時間の睡眠は、体内時計に夜の睡眠時間とカウントされてしまうので注意が必要です。ただし、睡眠時間が短くなると寝不足になってしまうので、夜勤明けの日は夜も早めに床に就いてください。また、夜勤の日は、いつも通りの起床時間に起きましょう。そして日中をゆっくり過ごしてから、勤務に臨みます。そして、仮眠をしっかり取りましょう。

このように、自分なりの生活リズムを作ることで体内時計を整えることは可能です。2交代のシフトは決して楽ではない勤務体制ですが、体内時計を乱さない工夫をして、シフトに合わせた生活をすることが、健康的に働く秘訣です。